『名探偵コナン』の江戸川コナンの決め台詞、『真実はいつも一つ!』
いつも何気なく聞いていたこの台詞だが、
『ミステリと言う勿れ』の整くんが興味深いことを言っていて、
その場で調べたなあと数年ぶりに思い出したので記述する。
『真実は人の数だけあるんですよ。
でも事実はひとつです。』
え、じゃあコナン君言ってること違くね?って思って、
真実と事実の違いを調べた。
真実と事実の違いは主に「主観性」と「客観性」にあります。
真実と事実の基本的な意味
真実とは
- 「本当のこと」「嘘偽りがないこと」を意味します[1][2]
- 主観的な性質を持ち、個人の解釈によって異なることがあります[2][5]
- 人から語られる状況でよく使われます[2]
事実とは
- 「実際に起きたこと」「現実に存在すること」を意味します[1][2]
- 客観的な性質を持ち、誰が見ても同じです[2][5]
- 実際に再現できる結果やデータとして表されます[3]
具体的な違い
- 客観性と主観性
- 事実は客観的で、誰もが同じように認識できるものです[5]
- 真実は主観的で、個人の解釈を含むことがあります[5]
2. 表現方法
- 事実は「語る」もの
- 真実は「明かす」もの[2]
3. 検証可能性
- 事実は後から検証・証明可能なものです[8]
- 真実は必ずしも検証できるとは限りません
例で理解する
例えば、ある事件で:
- 「容疑者にアリバイがない」「被害者と顔見知りで普段から喧嘩をしていた」というのは事実です
- しかし、これだけでは「容疑者が犯人である」という真実とは言い切れません[1]
別の例:
- 「この時計は2万円でした」→事実
- 「とてもお得な買い物ができました」→意見・真実(人により評価が変わる)[1]
英語表現でも違いがあり、真実は「truth」「true」「real」、事実は「fact」「reality」と表現されます[2][8]。
Citations:
[1] https://yoshitsublog.com/truth-fact-opinion/
[2] https://news.mynavi.jp/article/20221212-2534150/
[3] https://mbp-japan.com/saitama/lafaero1/column/5117439/
[4] https://toyokeizai.net/articles/-/330076
[5] https://career-selection.com/trivia31
[6] https://mi-mollet.com/articles/-/33950?layout=b
[7] https://www.grassroots.co.jp/blog/monolog/2022/03/220318.html
[8] https://nativecamp.net/blog/20240219-truth_fact
じゃあやっぱ、主観の真実は人の数だけあって、
コナン君は「事実はいつも一つ!」って言うべきじゃん、と思った。
「真実はいつも1つ」という名探偵コナンの決め台詞は、哲学的な観点からすると必ずしも正確とは言えない表現です。
一般的に「真実」と「事実」の違いを考えると:
- 事実は客観的で誰が見ても同じであり、「いつも1つ」と言えます[1][3]
- 真実は主観的な性質を持ち、個人の解釈によって異なることがあります[1][3]
コナンの言う「真実」は、実際には「事件解決のための真相」という文脈で使われています[2]。ミステリー作品においては、作者が用意した答え(犯人、動機、トリック)は一つであり、その意味では「真実はいつも1つ」は作品世界の中では成立します[2]。
しかし、現実世界では「真実は一人につきひとつ」という考え方もあります[3]。芥川龍之介の「藪の中」のように、同じ事実でも見る目や立場、心境によって語られる真実に差異が生まれることがあるのです[3]。
コナンの世界観では、事件を解決するための推理は「数学のように答えが一つ」という前提で進められています[2]。ただし、劇場版では「事実であり真実とは限らない」という解釈も描かれており[1]、作品内でも真実の多様性が示唆されることもあります。
結論として、コナンの「真実はいつも1つ」は、ミステリー作品としての文脈では成立しますが、哲学的・現実的な観点では単純化された表現と言えるでしょう。
Citations:
[1] https://dic.nicovideo.jp/a/%E7%9C%9F%E5%AE%9F%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%A4%E3%82%82%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%A4
[2] https://note.com/cute_gerbil226/n/nef1221ca554f
[3] https://note.com/naofumitasaki/n/nf77dca4cea0e
[4] https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14186427364
[5] https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1098444165
[6] https://itukami.lampmate.jp/dc-eiennofuzaishoumei
[7] https://dic.pixiv.net/a/%E7%9C%9F%E5%AE%9F%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%A4%E3%82%82%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%A4
[8] https://kakakumag.com/hobby/?id=8811
たしかに14番目の標的で、
『おじさんがおばさんを撃ったのは事実でも、それが=真実とは限らねんじゃねーか』
と、新一が蘭に電話で言ってた。
結局、守るために撃ったっていう小五郎のおっちゃんの真実ってのが明かされることになった。
ちゃんと真実が人の数だけあるってことが分かった上での、作者の言葉だ。
とにかく、作品の中では作者の答えは一つなので、必ずしも間違った表現とは言えないってことか。
まあだとしても、それはメタ的な視点での話だから、作品世界の中のコナン君が『真実はいつも一つ』というのは、やはり少し違和感か。
でも、コナン君の言う「真実」=「事件の真相」だから、事件の真相は一つなのか。
真実と真相も違ったもので、これまた主観と客観で分けれるらしい。
まあ、色々ひっくるめて考えると、俺の考える事件の真実をお前たち(視聴者)に見せてやるぜ!ってことか。
そのコナンの真実を、視聴者に自分の真実として受け入れさせるだけの魅力的な謎&トリック&動機があれば、それが「たった一つの真実」になるわけだな。