シェムリアップ③ (2022/10/11)

シェムリアップ

早起き成功。5:08宿出発。

まだ暗い中、まずはチケット売り場に向かう。

チケット売り場に到着。空が白み始めたから結構急いで漕いできて息が上がってる。

1dayチケットを買った。$32、顔写真も撮られてチケットにその写真が載る。本人確認パスってことだね。

日の出の時間はまだだけどすごい明るくなってるじゃないか。まずいぜ。

Google Mapを頼りにアンコールワットへ向かっていたが、迷ったww

舗装されていない赤土の道に入ってから、まじで地元の人が暮らす村みたいな場所に迷い込んで、ここ通っていけるかっていう細道を進んだり戻ったりw しかも昨日雨が降っていたらしく、道の大きく窪んだ無数の穴に水溜りができていて、泥が跳ねるしデコボコ道でケツが痛いし。

小さい池ぐらいの水溜りもあり、途中で足が着いてしまわないように勢いをつけて突っ切る。マウンテンバイクには泥除けが付いていないので足を上げて乗り切る。

サドルが硬いのでデコボコ道でなおさらケツが痛い。

この苦労が伝わるかなww 辺りが明るくなってきてしまって焦っている中で、ひたすら迷っているのでスマホのグーグルマップを都度確認しながら、デコボコ道の窪みと水溜りを避けて、雨に濡れた草にぶつかりながらなんとか進んでいた。

精神的にも時間的にも余裕が無かったので写真は撮っていないw

最後の方は心が折れて、もう日の出なんかどうでも良いから無事にアンコールワットに着けばそれで良いって心境だったw

これはようやく大きな道に出て、恐らくこう行けば正規のルートにたどり着くだろうって時に少し安堵して撮った写真。もう明るいねww

ここの道は平坦だけど石が道に埋まってて、思ってるより振動がキツい。ケツが痛いので立ち漕ぎをするが、もう立ち漕ぎをするのもキツいぐらい体力を消耗している。

ようやく舗装された道路にたどり着いた、安堵感すごいw

アンコールワットを囲む濠に到達。巨大な環濠。無限の海を表現しているらしい。

ようやく濠を渡る橋にたどり着いた。本来の橋は工事していて、代わりに水に浮かぶブロックみたいなのを組み合わせて通り道になっていた。

ここで係員にチケットを見せるのだが、正規ルートだったらみんな通るチケット検閲所を通らずにアンコールワットに着いてしまったので、ハンコの押されてないチケット見せたら、どうやって来た?って言われたwww

まだ1つも遺跡を見ていないこの時点で既に体ボロボロw

ようやく遺跡だ、中に入る。

あった!アンコールワット!ついに。

日の出間に合わなかったけど、この天気では曇っててどのみち見られなかったな。結果オーライだ。

これが世界三大仏教遺跡の1つであるアンコールワット。歴史を感じる。

でかい。

上に行ける階段があって、周辺の写真を撮っていたらちょうどオープンの時間になったので登ってみる。

階段がかなり急だったが、上からの景色がすごく良い。大自然の中に位置していることがよく分かる。

より近くでアンコールワットの頭を見ることができる。意外と細かい装飾もされている。

さっき通ってきた参道が見える。

下に降りて隈なく見て回る。

所々に仏像が置かれていた。

かなりじっくり見た。やっぱり内部に入っても歴史を随所に感じた。風化した建築物や、壊れた仏像がたくさんあったり、柱で支えている部分が結構あった。

参道に戻ってきたが、アンコールワットにもイッヌはいるw

サルもいた。

遠目からも、池に映るアンコールワットも良いね〜。

チャリまで戻ってきた。

先の戦いで私も、背負っていたバッグにも泥が跳ねてしまっていたが、相棒もだいぶ汚れてしまっている。

プノンバケンに向かう。

ケツが痛いわ。

分かりやすいように遺跡群の地図を載せておく。

あるサイトの分かりやすい画像をお借りした。

今回僕は小回りルートを周っていく。

ちなみにこの小回り,大回りルートは、アンコール遺跡群に来る人の多くに認知されている有名なルート。

プノンバケンに着いた。

遺跡にたどり着くには少し歩く必要があるらしい。

先の空間が丸くなってる感じ良い。頭の中でトトロの音楽が流れる。

でもこれ小登山だわ。疲れた体にはちょっとキツい。日も昇ってきて日差しが強くなってきた、8:09。

着いた!階段登るなっていうサイン見たけど、工事関係者のおじさんが登って良いよって言ってくれたので登る。

上まで来た。相変わらず階段が急過ぎる。

景色がきれいだな。サンセットが有名なのも分かる。そして誰も観光客がいない、独り占め。

遠くにアンコールワットも見える。

真ん中にある建物。ここも木枠で支えてる。

降りて右に周ってみたけど、こっちが正面だね。こっち側から登ってくるルートもあるんだけど、時間帯的に登れなかったので左の道から来た。

こう見るとデカい遺跡だね。風化が進んでいてこれはこれで良いけど、当時の美しかった姿も想像ができる。

仏陀の足跡があったらしい。

下山して、次はアンコールトムとバイヨンを見に行く。

アンコールトムとは、そういう名前の遺跡があるのではなくクメール(アンコール)王朝の国王によって築かれた都市のこと。アンコールワットと同様、四方を濠で囲っている。そしてアンコールトムの中心にバイヨン寺院がある。

アンコールトムに出入りできる門は5つあって、今回はアンコールワットから向かっているので、南大門を通ってバイヨンに向かう。

南大門に到着。

橋の両脇に石像が何体も鎮座している。

デカい顔や。

中に入っていく。

疲れてるしケツも痛いけど、自然の中でこのひたすら真っ直ぐな道を自転車で走るの気持ち良いわ〜。

バイヨンに到着。

日本政府がバイヨンを支援しているらしい。

ちなみにこれから周る他の遺跡でもこのように、この国が支援していますという表示があった。

正面からのバイヨン、立派だ。

改めてザ遺跡だな。

顔がたくさん。ちなみにこのたくさんある顔は、観世音菩薩らしい。

壁画もある。これはクメール軍の行進というタイトルが付いていた。

遺跡の中を歩いていると自分が今どこを歩いているのか分からなくなってくる。

時々仏像と出くわす。

やっぱり所々補強してるね。あと、全ての遺跡においてそうだけど全部工事してる。

石が積んであった。これは現代人の仕業か?w

バイヨンを見終えて、次の遺跡タケウに向かう。

チャリで風切るのは楽しいな〜って思ってたら道を間違えていて北大門まで来てしまった。せっかくなので写真を撮ってから戻る。

こっちの石像は頭が無いのが多い。

チャリを走らせていると、ウエディングフォトを撮っている人たちがいた。アンコール遺跡群でのウエディング写真か〜面白いね。

15分ぐらい漕いでいたかな、タケウが見えてきた。

自然の中にある遺跡、良い。

中に入っていく。

傘の下には牛の石像。

だめだ、なんか食わないと。力が出ない。でも来たから、とりあえず気合で階段を登っていく。

相変わらず急な階段。人生で階段登るのがキツいと本気で思ったこと無かったけど、このボロボロの体だとキツかった。

誰か落としてんぞw

登ったらまだ上があったw ここまで来たんだから気合いで登るよ。

登った先には仏像。

とにかくずっと暑くて汗が止まらないんだけど、ここは風が抜けて気持ち良い。

見上げるとこんな感じ。吹き抜けになっている。井戸の中から見上げてる感じがある。あるいは敵に捕らえられてここに幽閉されてる感じ。この写真好きだわ。

降りていく。

この急な感じ伝わるかな。結構危ない。まずお年寄りは絶対登れないね。

角度が急なだけじゃなくて、階段が平らではなくでこぼこしていて、1段の幅が狭く、そして1段ごとに高さがあるっていう、最悪な要素を全て詰め込んだ階段。その階段が3つ4つある。

もうタケウの一番の印象は階段がキツいってことだわw

次の遺跡タ・プロームに向かいながら、どこか食事できる所を探す。

暑くて汗が止まらなくて、空腹で、体はボロボロ。自分の体にエネルギーが足りてないと本気で思うことって普段なかなか無いけど、今すごく感じるわ。

朝食ってなくて5:00からこれだけハードな運動続けてたらそうなるわな。遺跡を歩き回り階段の登り降りもして、移動はチャリを漕ぐって、よくよく考えたら休みが無い。

タ・プロームの隣に食事できる場所を見つけて勧誘もされて入る、10:30。

ロックラックを注文した。やっぱ体力回復には肉食わないとね。値段は$5で観光地価格だが致し方ない。

美味そう!量が多い気がする、さすが$5。味は甘辛い感じ、美味い。胡椒かけて食べるとすごい辛くなった。あと玉ねぎ辛いわ。でも美味い。

はぁ〜食った。満腹だ。イスに座ってだいぶ疲れが取れた気がする。日陰で涼しいし。スマホもモバイルバッテリーで結構充電できた。

ああそうだ、睡眠時間が短いのも関係してるのか。2時間半ぐらいしか寝てないんだった。

さて遺跡巡り再開。

タ・プローム入り口。

このタ・プロームは映画「トゥームレイダー」のロケ地で有名。

中に入っていく。

デカい木だね。

イッヌ発見!

遺跡に到着。

時の流れを感じる。

おおすげえ。根っ子の侵食がすごい。

木がデカい。

木はガジュマルの一種らしい。なるほどデカいわけだ。

根っ子がすごい。こりゃ遺跡も崩れるよ。

崩れた遺跡の残骸がかなり見られる。

てかもうラピュタじゃん!ってテンション上がったw それからずっとラピュタの曲が頭の中に流れていたww

圧巻だね。

根っ子どうなっとるんや。大蛇みたいだよ。

頭の無い仏像。夜に見たら怖そう。

石が積み上がってる天井すごい。今にも崩れそうだよね。

ここも天井がすごい。

苔が良い。まさにラピュタよ。

お気に入りの写真。崩れ落ちた石と石に付いている苔、光の入り方も良い。

中に入って歩いていると石で行く手が塞がれていて行き止まりになっている所が結構あって、あれどこに行けば良いんだって途中迷ったりした。

タ・プローム終了。面白かった。ラピュタだったな〜。来て良かったわ。

次のスラスラン遺跡に行く。遺跡と言っても大きな池だが。

ここは王の沐浴のために作られた人工池。デカすぎだろw

12:21 スラスランを見終わる。これにてアンコール遺跡群観光を終了しようと思ったのだが、スラスランの目の前にある遺跡のバンテアイクデイに結構人が入っていくから、そこだけちょっと行ってみる。

この遺跡は階段は無かったが、ひたすら長い遺跡だった。ずっと真っ直ぐ歩いた。

右側にもう一体仏像がいるが、腰から上が無い。

だいぶ崩れてしまっているが、それでもなんとか留めようとしている努力が見える。

バンテアイクデイを見終わり、これにてアンコール遺跡群観光終了。かなり満喫したわ。

疲れた。足とケツ痛いし、ちょっと頭も痛いからもう帰る。昨日計画している時には、サンセットまでとか考えてたけど疲れて無理だ。サンセット後の暗い道を走りたくもないし。

そしてすごい雨降りそうな雲なんだよな。急いで帰ろう。急ぐ体力は無いけどw

帰りはちゃんと正規のルートから帰る。

アンコールワットの環濠。皇居思い出すな。たぶん皇居よりデカいけど。

途中少しだけ雨に降られたが、13:30 無事に宿に到着。疲れた、足ボロボロだ。すぐにシャワー浴びる。

てかまだ13:30ってのがすごいわ。5:00から行動してたからだな。

写真と動画で1600枚以上撮ってたww

宿で休んだ後、夜になって無事にレンタル自転車返して、いつもの店で夕飯、今回で3回目。今回はチキンバーガーとフレンチフライとドラフトビール。これで$2.5、安い。

普通に美味い。コスパ良し。

そしてこの店Wi-Fiが使えることに今気付いた。ここ最強だな。

食べ終わって近くのオールドマーケットに来て、プノンペンマグネットを見付けて買った。

これでカンボジアでやり残したことはなくなった。素晴らしい。明日気持ち良くバンコクに飛べるわ。